July 31, 2005

愛・地球博覧会

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しばらく振りの投稿である。
7月26日 台風接近情報のまっただ中に、妻と二人で会社を休んで愛知万博に行ってきました。
バスを事前に予約していた為もあり、どうせ一回位はいってみようと思っていたので決行しました。遠鉄の「モリゾー号」で磐田から会場まで直行運転でした。一時間半くらいしかかからなかった。雨の中蒸し暑い空気の中で、9時前に入り口で並んで、トヨタ館整理券にやっと間に合いました。マンモスをみたり、外国の展示館を中心に12ヶ国位を回って、6:30に会場を出発して8:00に磐田つきました。会場の中は、雨にもかかわらず、かなり人が増えてきて(それでも通常日の半分くらいだったそうです)、たくさん歩いたので疲れたが、それでも行きと帰りは、50人くらい乗れるバスにわずか12
人で貸し切り状態でした。写真は トヨタ館の出口にあった未来の車?の前で撮ったもの。
 
 
  

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July 18, 2005

最近観た映画 その2

中国と並んで、最近のインドの経済発展のスピードは、目を見張る物があるというのが私の実感である。先週図書館に行ったとき、たまたま目についたビデオが「ガンジー」であった。かなり古い作品であるが、インドをトータルに理解する方法の一つとして観たくなった。私はまだ行ったことはないが、ここ数年以内に行く予定である。ガンジーのことは、多少は知っていたつもりであったが、世界の歴史の大きな流れの中で、一人のインド人弁護士がいかにしてインド独立の力となり、「マハトマ・ガンジー」と呼ばれるようになったのかが史実に即して語られている。私は、思わず昔観た「アラビアのロレンス」を思い出してしまった。さらに、私は、全編を流れるRAVI SHANKAR の音楽の素晴らしさに感動したことを強調しておきたい。大英帝国とインドの歴史的関係がよく理解できる作品の一つであろう。もう少し新しい作品ながらデイビッド・リーン監督の「インドへの道」も素晴らしい作品だった。

ガンジー [SUPERBIT(TM)]  
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最近観た映画 その1

NHKのBS放送で「山の郵便配達」を観た。
出演者が少なくシンプルなストーリーながら、中国の当時の時代背景をもとに素朴で詩情豊かな郵便配達夫の物語が語られていく。一人の郵便配達夫の一生をたどりながら、夫婦、父と息子、母と息子の関係がつづられていく。私が興味を持ったのは、配役?として物語により存在感を植え付けたのは一頭の犬である。「次男坊」という名のシェパード犬であるが、その演技ともいえない微妙な動きと活躍の内容にに私は打たれた。素晴らしい犬であった。原作を読んでみようと思った。

山の郵便配達  
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July 13, 2005

うまい駅弁のはなし

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ここのところ、毎日投稿できない状態が続いている。
昨日、今日と二日間連続で東京に出張した。連続のため今回は泊まることにした。12日はいつもならひかりで行くところだが時間の関係で浜松発10:25のこだまに乗った。こだまの場合、私にはある楽しみがある。
駅弁である。しかも三島駅では、6分ほど停止するから、駅のホームに降りて買うことができるのである。駅弁の名前は 「港あじ鮨」である。沼津直送のあじと伊豆天城の山葵(わさび)がついた、新鮮な鮨で、これは絶品である。
値段は 850円である。沼津の「株式会社桃中軒」が製造元。
にぎあい鰺鮨、ぬまず鰺鮨、鰺わい太巻きの三種類の味が楽しめます。
機会があったら是非ご賞味あれ。きっと満足できることを私は保証します。
  
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July 09, 2005

第12回東京国際ブックフェア2005

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昨日東京出張のついでに、東京ビッグサイトで行われている第12回東京国際ブックフェア2005をのぞいてみた。
私は、デジタルパプリッシングフェアに興味があったので、そこのブースとドイツのブースを中心に見て回った。今後は電子出版が加速され、今後主流になるのではないかということを感じた。明日の日曜日までなので是非行かれることをおすすめします。
http://www.bookfair.jp/
  
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July 06, 2005

マティスに関する本   マティスとピカソ―芸術家の友情

マティスといつも比較されるのがピカソである。私はピカソも大好きであるが、ピカソの何番目かの妻であるフランソワーズ ジロー が書いた「マティスとピカソ―芸術家の友情 」は、二人に関する興味深い内容の本である。
「生涯のライバルとして競うように作品を制作したアンリ・マティス(1869-1954)とパブロ・ピカソ(1881-1973)は、1906年、アメリカ人作家ガートルード・スタインのアパルトマンで出会った。彼らの作品を買い求めた彼女をきっかけとし、2人は翌年から互いの作品を交換しあうようになった。
1941年のインタビューでマティスは「私が、もし今やっているようなことをやっていなければ、ピカソのように描きたいと思う」と答え、ピカソは「私ほどマティスの作品を注意深く見てきた者はいないし、彼ほど私の作品を注意深く見てきた者はいない」と晩年に語っている。」
http://event.yomiuri.co.jp/matisse/index.html からの引用
 

マティスとピカソ―芸術家の友情  
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私の古典 6 マティス 画家のノート

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私の好きなアーティストの一人が、マティスである。
ずいぶん昔、図書館から借りて読んだ記憶があり、数年前神田の古本屋で、みすず書房で絶版になっていたものを入手した。数年前、この本を原語で読みたいと思ってフランス語を習い始めたが、急に仕事で中国語が必要になってきたので、ここ2年は中国語を勉強している。
絵を真剣に勉強する人は、是非読んで欲しい本の一冊である。

マティス 画家のノート  http://event.yomiuri.co.jp/matisse/art/art04.html  
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July 05, 2005

私の好きなミュージシャン

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昨日 東京出張の帰りに 山野楽器の丸ビル店でサザンのCDを買った。
少し高かったが44枚が入っており楽しみである。私が10セットあった特別版の最後の購入者になった。サザンは私が昔横浜に5年間住んでいたとき以来ずっと聞き続けているアーティストである。サザンの曲を聴くと昔若かった頃の思い出がよみがえってくるから不思議である。子供たちがまだ小さかった頃江ノ島の海岸で遊んだことが昨日のように思い出される。



サザンオールスターズ シングル44タイトル一括購入セット

江ノ島に関しては、江ノ島マニアックスのサイトが素晴らしいので是非チェックしてみてください。

  
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July 03, 2005

私のゴヤ美術館 1 ゴヤ自画像

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プラド美術館100選をやっとのことで終了することができた。今後は私にとってもっとも興味深い画家であるゴヤの作品に関して思いつくままにふれていきたい。この自画像は1786年ゴヤ40才頃の作品である。ゴヤは元々速筆であるが、このころのゴヤは、仕事に追われて帽子の縁にろうそくをつけて夜も仕事を継続したそうである。一日10時間以上一気に描くこともあったという。
  
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July 01, 2005

100  アントン・ラファエル・メングス [1728一1779年]

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 「マリア・ルイサ・デ・パルマ」  18世紀、特に厳格で形式主義的な新古典主義

  への移行期に、メングスはとり一わけ重要な位置を占める画家であり、彼の影響で当

  時のヨーロッパ絵画の展望は完全に変貌していくのであった。プラド美術館には、

  メングスの非常に貴重な諸作品か所蔵されており、彼の様式の最良の面とその限界

  を幅広く研究することができる。メングスは、ラファェルロとコルレッジオを深く敬愛し、

両者に感化されながら宗教画を描いたが、しかし彼の個性は、何といっても、

肖蟻画においてさらに自由に発揮された。衣裳、レース、装身具の質感は、それぞれ

見事に描出され、人物の顔には、まるで磁器のような滑らかさと艶がにじんでいる。

  
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99 ハンス・バルドゥンク・グリ一ン [1480頃一1545年]

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  「人生の三段階と死」   デューラーの弟子で模倣者であったバルドゥンクは、

ドイツ美術がデューラーの伝えたルネサンスの概念と広範な人文主義に同化しようと

  していた時期を代表する画家である。彼はまた、中世後期から引き継がれていた象

  徴表現と形体表現に慣れきった造形感覚に、何か行き詰まりを感じていたのである。

  すばらしい作例として、この板絵を見てみよう。これは、「三美神」あるいは「調和」

  を主題とするもう一枚の板絵と対をなす。画面には、人生の三段階、すなわち<幼年>、

<成年>、<老年> が <死>に引かれていくところが描かれており、中世文学特有の

悲壮感が色濃く漂っている。

  
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98 アルブレヒト・デューラー

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 「アダム」  第二回イタリア旅行を1505年に行なった後、デューラーは人体比例の研究に

没頭し、これに関連して一連の素描と版画を制作する。この研究も、1507年に描かれた

二枚の堂々たる「アダム」と「イヴ」の板絵と、彼の死後出版された「絵画論」によって

一応の結実をみる。 「イヴ」は、非常にゲルマン的な女性像で、厳格な形体表現にもかかわらず、

まだゴシック的な作品である。一方、「アダム」の方は、完全に古典的で、<キリスト教のアポロン>と

呼びたくなるような立像である。おそらく、アルプス山脈の北側で描かれた絵画のなかでは、

古代彫刻の影響がもっとも見事に反映した作品であろう。

 

  
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97 アルブレヒト・デューラー [1471-1528年]

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「白画像」    デューラーは、クワットロチェント(1400年代)末のヨーロッパ絵画において、

とりわけ傑出した画家であり、また人文主義を代表する特に重要な人物の一人であつた。

彼は、おそらく <個性> の問題に常に悩み、生涯、自分自身を鏡で見つめ、己の婆を描き続け、

数々の比類なき自画像を残した。プラド美術館はそのなかでもとりわけ重要な本作品を所蔵している。

<1498>の年記(画面窓下)があり、画家は26歳である。贅沢に服を着こなし、いくぶん尊大なしぐさで

我々を見つめているが、深みのある鋭い彼の眼差しは忘れ難い。彼の完壁な技術、また自然

  に対する深い理解がここにうかがえ、当時の代表的な絵画と呼ぶにふさわしい作品である。

 

  
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96 アントワーヌ・ヴァトー [ 1684-1721年]

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「婚約式と田園の踊り」  18世紀フランス絵画の巨匠に関し、プラド美術館は、

   わずかにヴァトーの小品を二点所蔵するにすぎない。この稀な画家が持つ、やや憂

   いをおびた繊細ではかない、神秘的な魅力をからくも知ることができるだけである。

   ヴァトーは、フランドル美術、特にルーベンスに大いに啓発され、病的な自分の気質に

合わせながらそれをロココ様式のなかで捉え直そラと試みたが、ついにルイ14世の宮廷の

最も生き生きした雰囲気を、<ネオ・マニエリスム> と呼べるほど巧みな技法で描くことに成功する。

テニールスを思わせるような、どこかの公園で催されているこの画面の婚約式は、いつの間にか

宮廷の宴の情景へと変わっていく。

  
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95 クロード・ジュレ、通称クロード・ロラン [1600-1682年]

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 「ロ一マの聖女パウラの乗船とオスティア港風景」  プラド美術館は、クロード・ロランによる

一連の貴重な風景画を収蔵しており、これらを通して、この画家の光に対する魔術的な感性を

観察することができる。彼の世紀の他の画家のだれとも異なり、明け方の青白む空気の震え、

黄金色に染まる夕暮れの一瞬をありのまま解釈し、すでにそれは感受性一勿論、技法ではなく一

の点で、近代の印象主義を予感させる。神話にせよ、聖書の題材にせよ、彼の作品は古典主義に基づ

 く彫塑性と節度と荘重さで構成されながら、光を媒介としてバロックに、さらには前ロマン主義的な画風

転じるのである。

  
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94 ニコラ・プッサン

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 「ダヴィデの勝利」  この絵も前作同様、かなり若い時期に描かれたもので、ま

  ったくティツィアーノ風の泣きじゃくる天使たち(もしくはキューピッド) からも

  明らかなように、ヴェネチア美術に最大の関心をむけた一時代に相当する。しかし、

  聖書のこの勝利した英雄の内省的で、荘重で、メランコリックなそのポーズは、他

  の美術家たちが好んで描いたような華々しい勝利のダヴィデ像とはほど遠い。彼に

  冠を授けようとする、彫刻的で冷やかな勝利の女神の存在がプッサンの厳格な古典

  的精神を示している。このよう年彼は、厳密に学問的な教護からつねに出発し、聖

  書と古代の世界を結合して完全に独自の総合へ導くことができたのである。

 

  
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93 ニコラ・プッサン [1594-1665年]

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 「パルナッソス山」   これはラファエルロ、ティツィアーノの明らかな反響を感

  じさせる、かなり若い時期のプッサンの作品だが、17世紀における古典主義の巨匠

  となるべきそのスタイルの何かを予想させる傑作と言えよう。アポロンとミューズ

  について、人文主義の文学的伝統に通暁した思考と、古典的な完壁さによるその形

  式とが、ここでは見事に均衡を保つ。さらに、さまざまな要素がほとんど音楽的に調和し、

魅惑的で憂愁をおびた美しさに包まれて神のごとき厳格さに達している。確かに、

この画家が感性と情趣を時に欠くことを思えば、至難の技であったであろう。

 

  
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92 ハブリエル・メツー [1629-1667年]

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 「死んだ雄鶏」  プラド美術館は、オランダ派の静物画家の作品のなかで貴重な

  ものを何点か所蔵している。そのうち最も重要なのは、おそらく、ハプリエル・メ

  ツーのこの作品であろう。多才な画家で、一家団欒の穏かで快い光に照らし出され

  た室内画をはじめ、複雑な寓意画から宗教画にいたるまで、ほとんどすべてのジャ

  ンルで立派な制作をした。画面には、やがて料理女に羽をむしられる運命にある,

  美しい白い雄鶏が描かれている。物体の質感を表現するさいの熟達した筆さばきは

  もちろんのこと、その質感をできるだけ単純に、あるがままに捉えようとする謙虚な制作態度を

知るにも、この厨房画はまたとない好例である。

 

  
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91 レンブラント・ハルメンスゾーン・ファン・レイン [1606-1669年]

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  「アルテミス」 <1635>の年記があり(彼女の左手許)、これはレンブラントの

  結婚した年にあたる。彼特有の神秘的で劇的な光の扱い方は、光に照らされた部分

  をまぎれもない白熱した魂へと変化させ、きらきら輝くその反射光は陰の部分をよ

  りいっそう神秘的にみせる。この作品が彼の傑作の一つに数えられる理由がここにある。

伝統的にこの主題は、夫の遺骨の灰を飲みこもうとしているアルテミスを扱ったものと解釈されてきたが、

最近では、スキピオの手から逃れるため毒をあおろうとしているソフォニスバを描いたものとも考えられてい  

 る。どちらの解釈にせよ、高揚した夫婦愛を扱った作品である。

 

  
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