最近読んだ本　佐藤優の本

佐藤優の本を２冊読んだ。

世界史の極意 (ＮＨＫ出版新書)

佐藤優

NHK出版

2015-02-27

　と　

読書の技法

佐藤優

東洋経済新報社

2013-05-02

　である。
前者は　「資本主義と帝国主義」「ナショナリズム」「キリスト教とイスラム」というテーマに関して
分かり易い解説がなされ、今まで理解できていなかったことが少し理解できた気がした。
後者は、著者の独自の読書論であり、参考になることが多々あった。

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最近観たビデオ　セバスチャン・サルガド地球へのラブレター

セバスチャン・サルガド地球へのラブレター(字幕版)

セバスチャン・サルガド

2016-06-15

をAmazonのプライムビデオで観た。セバスチャン・サルガドについては、過去に彼の写真集「AFRICA」を紹介したことがあるが、ビデオは初めてである。このビデオは、彼の写真の経歴とともに彼の人生が語られている。素晴らしい傑作ビデオである。私は深く心を動かされた。

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最近読んだ本　ツタンカーメン黄金の秘宝

ごく最近、図書館から借りて「

ツタンカーメン黄金の秘宝

ザヒ・ハワス

河出書房新社

2020-07-21

」を読んだ。ツタンカーメンの墓は、１９２２年１１月４日にハワード・カーターにより発見された。日本では約５５年前の１９６５年８月東京国立博物館主催の「ツタンカーメン展」が21日から東京・上野の国立博物館で開かれた。ツタンカーメン王墓の中に埋葬されていた品々のなかから、有名な「黄金のマスク」をはじめ45点の古代エジプト美術の数々が展観された。ザヒ・ハワス著、サンドロ・ヴァニー二写真撮影のこの本は素晴らしい内容であった。その写真の美しさに感動した。そして無名のエジプトの匠の技術にも深く感動した。

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長谷川利行の絵: 芸術家と時代

大塚信一著　「長谷川利行の絵: 芸術家と時代」を読んだ。長谷川利行については、かなり前　池田万寿夫がNHKの日曜美術館か何かで、長谷川利行の絵を激賞していたので記憶があったが、今回この本でその生涯をたどるとともに、多くの作品を見ることによりかなり理解することができた。この本は力作である。
長谷川利行の絵: 芸術家と時代
信一, 大塚
作品社
2020-05-25

普通の人は、彼の絵を見て理解できないかもしれない。しかし、画家の端くれである私は、長谷川利行は、素晴らしい画家であると思う。海外の有名画家と比較しても全く遜色はない。彼は、我々に、「人は何故絵を描くのか? 画家の目的は何か? 絵とは何なのか? 」等を真剣に考えるきっかけを与えてくれた。私も、納得できる作品を目指して死ぬまで頑張りたいと思った。

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ユヴァル・ノア・ハラリの本

今日　NHK BSでのユヴァル・ノア・ハラリへのインタビュー(約1時間)を聞いた。非常に感銘を受けたので、彼の本を読んでみようと思った。とりあえずいつも買っているAudibleで二冊の本を買った。
かなり分かり易い英語であり、今日から聴き始めることにした。

Sapiens: A Brief History of Humankind
By: Yuval Noah Harari
Narrated by: Derek Perkins
Series: Sapiens
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From a renowned historian comes a groundbreaking narrative of humanity's creation and
evolution that explores the ways in which biology and history have defined us....
15h 15m left

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Homo Deus: A Brief History of Tomorrow

By: Yuval Noah Harari

Narrated by: Derek Perkins

Series: Sapiens

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Yuval Noah Harari returns with an original, compelling, and provocative book, turning his focus toward humanity's future and our quest to upgrade humans into gods....

15h 15m left

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南イタリア・シチリア島への旅記事タイトル

2月になった。先月1/7から1/16までの10日間南イタリア・シチリア島への旅に行ってきたのだが、帰国後すぐに8年間使っていたパソコンが壊れる等のアクシデントがあり、ブログを開始することができなかった。新しいパソコンを買い替えたので再開を始めたい。今回の旅の目的は10ケ所の世界遺産を確認することと、その中で私の
今後の油絵制作の素材を集めることであった。旅の経費と効率のためクラブツーリズムの団体旅行を使った。総勢29名の参加者で推測だが内訳は約3分の1が夫婦、約3分の1が友達同士、残りが独身者であった。
羽田へ集合し、我々夫婦は出発までラウンジで時間をつぶした。
その後1/7(火)12:35発のNH0217便でミュンヘンへむけて旅立った。旅行中は私の一眼レフとiPhoneとを合わせて約5800枚の写真を撮影した。

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最近見た映画　ジャコメッティ最後の肖像

ジャコメッティ　最後の肖像　を観た。私の大好きなアーティストの一人であるジャコメッティの映画ができていたとは最近まで知らなかった。Amazonで観たがとてもよかった。とりわけジャコメッティのアトリエそのものを撮影に使っている点が素晴らしかった。俳優ではジャコメッティを演じているジェフリー・ラッシュとジェイムズを演じているアーミー・ハマーの二人は熱演であったが、私は弟のディエゴを演じているトニー・シャループの渋い演技が気に入った。

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バンコク現代美術館(MOCA)　3

バンコク現代美術館(MOCA)はこの回で最後である。バンコクへ行かれる際は是非立ち寄られることをお勧めしたい。

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バンコク現代美術館(MOCA)　2

バンコク現代美術館(MOCA)のHPはこちらから。

私は若い女性アーティストであるランプ―・カンサノウの作品に惹かれた。

彼女はこの作品で
タイ民衆のほとばしるエネルギーを愛情をこめて描いている。

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バンコク現代美術館(MOCA)　1

マハナコンの後は、やはりBTSでバンコク現代美術館( MOCA)へ出かけた。すぐ近くの駅がまだできていないのでMo Chit で下車して、後はタクシーで行った。
MOCAは「Mo Chit駅とドンムアン空港の中間に位置する総面積2万㎡・5階建ての『MOCA / Museum of Contemporary Art（バンコク現代美術館）』は、タイ携帯電話キャリアDTACの創業者Boonchai Bencharongkul（ブーンチャイ・ベンチャロンクン）が30年かけて集めた膨大なコレクションを展示する美術館です。
タイの若手アーティストの絵画やミックスメディア作品から、仏教、タイ古典文学をモチーフにした作品など、タイ芸術の新旧を知ることができる内容がメイン。なかでもタイ芸術界の重鎮Thawan Duchanee（タワン・ダッチャニー）やチェンライの白いお寺「Wat Rong Khun（ワット・ロンクン）」の作品で知られるChalermchai Kositpipat（チャルムチャイ・コーシッピパット）など、タイ国内で活躍するアーティストの作品が充実しています。
『MOCA』は規模もスケールも大きく、ミュージアムショップ、カフェも併設されており、早足で大体2時間、じっくり鑑賞するには半日は必要なので、訪れる際のスケジュールには余裕を持って。(Here Now Bangkokより引用)」
入場料は本来２５０バーツであるが、私たちは、有難いことに、
パスポートを提示してシニアであることを証明したので無料であった。個人が収集した作品のため、少し偏りはあるが非常に面白い内容となっていた。
私は、この美術館がどこにでもあるような欧米の高い著名作品を集めたものではなく若い世代を含むオリジナリティをもったタイ人アーチストを集めて整理したタイ現代美術館へと発展することに期待したい。

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最近読んだ本　独楽ー熊谷守一の世界

写真家　藤森武氏の写真集

独楽―熊谷守一の世界 [大型本]

藤森武

世界文化社

2004-04-01

を読んだ。熊谷守一の日常そのままの姿が的確に捉えられており、素晴らしい写真であった。
最近　映画「モリのいる場所」が公開されているが、私はまだ予告編しか見ていない。
熊谷守一の実像はこので確認することができる。実に飾り気のない声である。この写真と実像を確認した後、私は熊谷守一の肖像を描きたいと思った。

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最近読んだ本　「１０年後の仕事図鑑」

堀江貴文・落合陽一共著の「

10年後の仕事図鑑 [単行本]

堀江貴文

SBクリエイティブ

2018-04-05

　」を読んだ。内容はとても刺激的で面白かった。私は
現在７０歳だが、できるだけ若い人に是非読んでもらいたい本である。理由は、年配の人たちの多くは、人の言うことを聞かないし、
謙虚さがないし、今後の成長の可能性がほとんどないからである。
給与に見合った仕事をしていない日本の政治家や公務員は、この本を読んで、勉強して心を入れ替えて欲しいものである(でももう遅いか(笑))。世の中が急速に変化してきているのを感じるこの頃である。私は１０年後もこの世に生きていられるかどうか?

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最近読んだ本　吉村昭の歴史小説

五月も終わりに近づいてきた。５月に読んだ本の中で、私の心に残った本は以下の本である。
一冊目は　「ポーツマスの旗

吉村昭歴史小説集成〈8〉ニコライ遭難・ポーツマスの旗・白い航跡 [単行本]

吉村昭

岩波書店

2009-11-06

」。この本は友人の南さんに勧められて読んだ本であるが、
日露戦争後のポーツマス条約締結に命を懸けた外務大臣小村寿太郎の生涯を描いたものである。
二冊目は、「アメリカ彦蔵

吉村昭歴史小説集成〈5〉大黒屋光太夫・アメリカ彦蔵 [単行本]

吉村昭

岩波書店

2009-08-06

」。この本は前者に刺激を受けて私が選んだもので、解説には「嘉永三年、十三歳の彦太郎(のちの彦蔵)は船乗りとして初航海で破船漂流する。アメリカ船に救助された彦蔵らは、鎖国政策により帰国を阻まれ、やむなく渡米する。多くの米国人の知己を得た彦蔵は、洗礼を受け米国に帰化。そして遂に通訳として九年ぶりに故国に帰還し、日米外交の前線に立つ―。ひとりの船乗りの数奇な運命から、幕末期の日米二国を照らし出す歴史小説の金字塔。」と書かれている。アメリカ彦蔵こと浜田彦蔵の生涯を描いたものである。彦蔵は当時の歴代のアメリカ大統領３人(リンカーンを含む)に直接面会した唯一の日本人である。
この二冊を読むと幕末の世界情勢を生き生きと臨場感を持って体現できる。また「人の生涯とは一体何なのか」を真剣に考えさせてくれる良書である。
是非若い人たちに読んでもらいたいものである。(両者とも文庫本もあります。)

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最近読んだ本　立花隆「ぼくの血となり肉となった五〇〇冊　そして血にも肉にもならなかった一〇〇冊」

ぼくの血となり肉となった五〇〇冊そして血にも肉にもならなかった一〇〇冊 [単行本]

立花隆

文藝春秋

2007-01

を読んだ。ジャーナリストである立花隆の本は、過去に何冊か読んだことがあるが、この本は初めてであった。私も、ある程度の本は読んでいるつもりであったが(現在も月平均２０冊以上)、立花の読書のジャンルの幅広さ、量と質、その深さには脱帽させられた。彼の血となり肉となった本は本当に参考になった。この本を手掛かりに現在、代表作である「

田中角栄研究―全記録 (上) (講談社文庫) [文庫]

立花隆

講談社

1982-08

」「

日本共産党の研究〈上〉 (1978年) [－]

立花隆

講談社

1978-03

」を読み始めたところである。
本ばかり読んでいると、飽きてしまうので、気分転換にグランドキャニオンを観にUSAへ出かけることにした。明日２０日から２７日まで、パック旅行で行ってきます。帰国したらその内容を報告したいと思う。

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最近読んだ本　半藤一利「ノモンハンの夏」

半藤一利の

ノモンハンの夏 (文春文庫) [文庫]

半藤一利

文藝春秋

2001-06-01

を読んだ。力作である。
ノモンハン事件とはこのような戦争である。
google bookには「参謀本部作戦課、そして関東軍作戦課。このエリート集団が己を見失ったとき、満蒙国境での悲劇が始まった。司馬遼太郎氏が最後に取り組もうとして果せなかったテーマを、共に取材した著者が、モスクワのスターリン、ベルリンのヒトラーの野望、中国の動静を交えて雄壮に描き、混迷の時代に警鐘を鳴らす。」と書かれている。
この戦争は、１９４５年日本敗戦の始まりとなった事件である。
日本の政財界の指導者及び防衛省のリーダーはこの本を読んで深く反省したうえで具体的な行動をすべきであると私は思った。

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最近読んだ本　逆説の日本史20,21,22

井沢元彦の

逆説の日本史 20 幕末年代史編3 西郷隆盛と薩英戦争の謎 (小学館文庫) [文庫]

井沢元彦

小学館

2017-04-06

逆説の日本史 21 幕末年代史編4 高杉晋作と維新回天の謎 [単行本]

井沢元彦

小学館

2014-10-24

逆説の日本史 22 明治維新編: 西南戦争と大久保暗殺の謎 [単行本]

井沢元彦

小学館

2016-07-28

20,21,22の３冊を続けて読んだ。今までは、幕末の歴史について司馬遼太郎や海音寺潮五郎が多かったが、ほかの見解も確認したかったからである。内容は読みやすく、とても面白かった。特に、日本人の特性について一貫して語っている点は説得力があると思えた。私は、欧米や中国の例を引くまでもなく、歴史とは、時の権力者や戦争の勝者が後で勝手に自分の都合の良いように作らせ又は改竄させたものだ(従って、その記述に関しては常に疑いの目をもって判断しなければならい)と理解しているので、これらの書物での井沢氏の指摘には特に基本的な点での食い違いは感じなかった。昨今の平和ボケした日本人は、日本の置かれた厳しい現実を適切に見ることが少なく、あまりにも自国の歴史と世界の歴史の教訓から学んでいないと思う。国の存続のためには金儲けも大切であるが、これから１００年後にどのような国でありたいのかを真剣に考えてはっきりさせなければならない時期に来ていると思うのは、私だけであろうか?

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南仏個人旅行 (1/27---2/5) 61 Antibes　Musee Picasso 2

Musee Picasso にあるピカソの作品(写真・絵画・彫刻)の一部を紹介したい。

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南仏個人旅行 (1/27---2/5) 59 Antibes　Nicolas_de_Stael 2

Antibes の港に入り駐車場から約５分も歩くとお城が見えてくる。
これがピカソ美術館(アンティーブ)。
ピカソ美術館は、フランス南部プロヴァンス＝アルプ＝コート・ダジュール地域圏のアルプ＝マリティーム県にある都市アンティーブにある市立美術館。アンティーブ旧市街の海寄りに位置しており、地中海を見下ろすことができる。画家パブロ・ピカソの作品が中心だが、ピカソ以外にも現代美術の秀作を数多く収蔵している。建物は「グリマルディ城」と呼ばれ、17世紀にこの地域で勢力を誇っていたグリマルディ家の城砦であった(Wikipedia)。

グリマルディ城は中世には司教たちの住居であり、その後1608年まではグリマルディ家の所有する城でした。1928年より市立美術館となりましたが、1946年、大作制作用に広いスペースのあるアトリエを探していたピカソに海の見えるこの城が市より提供されました。ピカソは謝礼として、滞在中に製作したほとんどの作品を寄贈し、城は現在ピカソ美術館となっています。展示されているのはわずか半年余りの滞在中に製作されたもの。いかにピカソが精力的に製作活動を行ったかが実感されるでしょう。また、テラスにはリシエの彫刻作品、実際にピカソのアトリエのあった最上階にはニコラ・ド・スタールの作品が展示されています(フランス観光開発機構)。
私は、ピカソの作品はほとんど見ているので、ピカソ以外の作品に興味を抱く。テラスに展示してある女性彫刻家ジェルメーヌ・リシエGermaine Richierの立像作品には、非常に新鮮なものを感じた。最上階とその他の階にある二コラ・ド・スタールの作品にはやはり懐かしさを感じ、パリのポンピドーセンターに展示されている「パリの屋根」を思い出した。

パリの屋根(1952)

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南仏個人旅行 (1/27---2/5) 52 Le Cannet ボナール美術館3

ボナール美術館では、館内での絵画の撮影が許されなかったので、私は美術館内のショップで２冊の本を買った。１冊はフランス語版の Le Bosquet: La maison-atelier de Bonnard au Cannet (Franzosisch) Taschenbuch – 30. Juni 2016(アマゾンでは
ドイツ語版しか出てこなかった。 )であり、もう１冊は英語版の Pierre Bonnard : The gardens (英語)(現在在庫切れ中) である。
２冊とも、とても参考になる本なので、ボナールの愛好者のために、それぞれの本の一部を掲載したい。ボナールは「色彩の魔術師」ともいわれるが、私は今回この美術館を訪れ、彼の本を読んで、その秘密の一部を一瞬垣間見たような気がした。彼は日記に、以下の言葉を残している。

"The work of art : time standing still"

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南仏個人旅行 (1/27---2/5) 35 Nice　マチス美術館

Nice 旧市街の後は、Nice Cimiez地区にあるマチス美術館へ行った。

ニース北部、シミエの丘には、オリーヴの木に囲まれて佇む17世紀の赤い邸宅があります。ここは画家マティスが晩年を過ごした場所で、1963年よりマティス美術館として一般に公開されています。館内には油彩画、下絵として描かれたデッサン画、彫刻、オブジェなどが展示されており、制作を開始した1890年から亡くなる1954年まで、年代別に、画家の作風の変遷を辿ることができるように紹介されています。マティス美術館は年間を通じて、講演会や映像上映など各種文化イベントの場としても利用されています。オリーヴ畑に囲まれた情緒溢れる美術館(フランス観光開発機構の公式HPより)。

美術館では、写真撮影が禁止されていた。収蔵作品はこちら、そして世界の美術館の収蔵作品はこちらで確認できる。

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南仏個人旅行 (1/27---2/5) 17 マーグ財団美術館　4

その後外に出てミロとジャコメッティの彫刻をゆっくり鑑賞した。ここに掲示してあるコレクションのリストを見てもとにかくこの美術館収蔵品の質と量はすごい。我々は、その一部を見ることができたにすぎないのだ。お昼近くになったため、ホテルから持ってきたサンドイッチを食べ次の訪問予定地( ロザリオ礼拝堂)へ向かった。

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南仏個人旅行 (1/27---2/5) 16 マーグ財団美術館　3

パスカル　ピノウに続き、ジャコメッティ、カルダーの作品を見た。その後広い部屋でミロの彫刻、シャガール、ジョーン　ミッチェル、ボナール、SimonHantai(シモン　アンタイ)等の絵を見た。個人的には特にボナールのL'Ete(Summer)と題する大作に惹かれた。次に2階に上がって外の景色を見た。外には数多くのミロの彫刻作品が展示してある。

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南仏個人旅行 (1/27---2/5) 15 マーグ財団美術館　2

マーグ財団美術館。マルグリットとエメ・マーグ姉妹のコレクションを所蔵したマーグ財団は、世界でも屈指の現代美術館。規模的には大きくはないが、シャガール、カンディンスキー、ミロ、レジェ、ジャコメッティなど近代、現代の巨匠たちの作品がずらりと並ぶ様子は圧巻。緑の芝生が鮮やかな庭園にもジャコメッティやミロなどの彫刻が展示されている。財団はサン・ポールの村からはやや離れたところにある。
この日は、常設展のほかにPascal Pinaud (パスカル　ピノウ)の企画展(10 December,2016--05 March ,2017)が開かれていた。彼のことはほとんど日本では知られていないと思う。パスカル　ピノウ（1964年にToulouseで生まれの５３歳)は、Niceに住み活動している。彼はこの世代の最も才能のあるアーティストの一人でである。1990年代以降、彼は画家としてより前進するために絵画の原則に疑問を呈している。ニースのthe Villa Arson art schoolの卒業生であり、その瞬間に最高のアーティストの間で引き起こす理論と実行の興奮に、彼は貢献します。油絵、素描、写真、彫刻、建築、インスタレーションと彼の多彩な作品群は非常に刺激的であった。

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久しぶりの東京　西洋美術館　スケーエン：デンマークの芸術家村

昨日2月12日(日)は、久しぶりに上京した。目的は、午後１時から開かれる秀彩会の委員会会議に運営委員として参加するためである。少し早めに行って、国立西洋美術館に入った。６５歳以上は無料で入場できた。
日本・デンマーク外交関係樹立150周年記念　スケーエン：デンマークの芸術家村　をやっていた。常設展を含めて約１時間半ゆっくり鑑賞することができたが、油絵ではクロヤ―の「バラ」、「マリー・クロヤーの肖像」そしてアンカー、クロヤー夫妻の素描がとてもよかった。
デンマ―ク最北の町「スケ―エン」は美しい街のようである。一度は行ってみたいものだ。

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南仏個人旅行 (1/27---2/5)　5　CUECO　Aix en Provence2

グラネ美術館(Musee Granet)に入ってすぐに見せられたのがCUECOの企画展であった。"Revoir Cezanne", l'hommage du peintre Henri Cueco au maitre provencal( 「確認セザンヌ、「ヘンリー・プロヴァンスの画家Cuecoのオマージュ)と題するこの企画は面白た。
CUECOという画家は日本ではまだなじみがないと思われるが、
「画家と庭師とカンパーニュ」という映画の原作の小説家でもあるのだ。私は、数年前図書館から借りてきて観たのだが素晴らしい映画であった。８７歳の老画家のセザンヌに対する思いは並々ならぬものであることがうかがいしれた。私も画家の端くれであるが、絵画の伝統技術は時間をかけて少しずつ引き継がれていくものであることを理解した。
以下の写真はCUECOの作品である。
絵画というと、日本の美術館に来る有名な画家の作品だけに触れて芸術を理解したような気になっている人々多いのが現実であるが、それは私を含めた多くの日本人の悲しくなるくらいの視野の狭さからきていると思う。世界には、名も知れない素晴らしい芸術家が今も沢山いるのであり、これからも出てくるであろうことを認識し、期待すべきであろう。

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最近読んだ本　「マザッチオ」佐々木英也

佐々木英也氏の「マザッチオ」(ルネサンス絵画の創始者)(東京大学出版会)を静岡県立中央図書館から借りて読んだ。
マザッチオは、チマブ―エ、ジョットの業績を踏まえて、それまでの絵画を変革しイタリア・ルネサンスへの先鞭を付けた偉大な芸術家であるとされる。彼の後に、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエル(ルネサンスの三大巨匠)が続くのである。
彼の作品は、フィレンツェのカルミネ教会

Basilica di Santa Maria del Carmine (Firenze)

の中のブランカッチ礼拝堂Cappella Brancacciにある。

私は、２００８年の１月にイタリア旅行でフィレンツェにも行ったが、残念ながらゆっくり見学する時間的余裕がなかった。今回この本を読んで、内容を理解できたので、改めて近いうちにブランカッチ礼拝堂へ行くことを決意した。

Parete di sinistra, alto II. Cacciata dei Progenitori (Masaccio), V. Il Tributo (Masaccio), IX. Predicazione di san Pietro (Masolino, dettaglio)

Parete di sinistra, basso XIII. San Pietro visitato in carcere da San Paolo (Filippino Lippi, non restaurato), XV. La resurrezione del figlio di Teofilo e San Pietro in cattedra (Masaccio e Filippino Lippi), XI. San Pietro che risana con l'ombra (Masaccio)

Parete di destra

Parete di destra, alto X. Il battesimo dei neofiti (Masaccio), VI. La guarigione dello zoppo e la resurrezione di Tabita (Masolino), I=Peccato originale (Masolino)

Parete di destra, basso XII. La distribuzione dei beni e la morte di Anania e Saffira (Masaccio), XVI. La disputa

『聖三位一体』（1427年頃）
サンタ・マリア・ノヴェッラ教会（フィレンツェ）
聖三位一体（父と子と聖霊）、聖母マリア、洗礼者ヨハネとこの絵画の献納者 (ドナー) が描かれている

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シンガポール個人旅行　27 　ナショナルギャラリー・シンガポール 2

ナショナルギャラリー・シンガポールでは、企画展Artist and Empire が開催中であったが、その中の戦争関連の絵画の中で思いがけない展示があった。それは、私の敬愛する宮本三郎の「山下、パーシバル両司令官会見図」であった。日本の国立近代美術館からの一時的貸与であると思われるが、傑作である。他の絵画と異なり、写真撮影は禁じられていた。

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最近読んだ本　新・堕落論

５年前に出版された　石原慎太郎　の「

新・堕落論―我欲と天罰 (新潮新書) [単行本]

石原慎太郎

新潮社

2011-07

」を読んだ。　　　本書は、序章　一章　平和の毒　二章　仮想と虚妄　で構成され、
内容は、「列島を揺るがせた未曽有の震災と、終わりの見えない原発事故への不安。今、この国が立ち直れるか否かは、国民一人ひとりが、人間としてまっとうな物の考え方を取り戻せるかどうかにかかっている。アメリカに追従し、あてがい扶持の平和に甘えつづけた戦後六十五年余、今こそ「平和の毒」と「仮想と虚妄」から脱する時である。」これは　深い人間洞察を湛えた痛烈なる「遺書」である。
５年前の本であるが、現在も置かれた状況はまったく同じである。
この本を読んで、私は深く感動した。石原が嫌いでおかしいと思う人は、この本を真剣に読んだ後に発言してほしい。
石原による問題提起は、現在日本が財政破綻にある状況をはじめ、極めて重要な事項にわたっている。全てはこの本をまじめに読んで自分は何をできるのかを問うことからしか始まらないと思う。私は今回のリオ・オリンピックの日本選手の活躍は素直に賞賛したい。しかし、この日本が現在抱えている多くの問題を解決することなしには明日の日本はないことだけは確かである。何をバカなことを言っていると反論する人は、世界と日本の現在の情勢の変化に対して何も知る努力しないでいる自分の無知に全く気づいていない人である。安倍政権が、これらの問題を解決できるかは私は予測できないが、行・財政改革を今まで以上に徹底的に推進することが必須であることだけは確かであろう。
あなたは、今現在、石原慎太郎のようにあらゆる意味で自立していますか? また自立しようと努力していますか?
誰に対しても気兼ねすることなしに自分の意見を世界に向かって正々堂々と発言できますか?　これは勿論自分に対する問でもある。

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九州の旅　42　福岡県立美術館

6/17　太宰府天満宮からは、7時過ぎのフライト時間までまだ余裕があったので、福岡県立美術館に立ち寄った。
ここでは丁度　コレクション展「児島善三郎と独立美術協会」が開催されていた。児島善三郎は独立美術協会の創立者の一人である。今回の展示会は、多くの作品がそうそうたるメンバーでありとても見ごたえのある展示会であった。これで今回の「九州の旅」を終わりにしたい。
私は、油絵の制作に疲れたこともあり気分転換に、明日8/1の午後から8/5まで香港・マカオへの一人旅に出かける予定である。帰国後、最新の香港事情等を連載する予定である。

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犬も歩けば棒に当たる by 山口勇三郎

April 21, 2021

最近読んだ本 佐藤優の本

February 11, 2021

最近読んだ本

October 15, 2020

最近観たビデオ セバスチャン・サルガド 地球へのラブレター

October 13, 2020

最近読んだ本 ツタンカーメン黄金の秘宝

October 02, 2020

長谷川利行の絵: 芸術家と時代

May 06, 2020

ユヴァル・ノア・ハラリの本

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February 02, 2020

南イタリア・シチリア島への旅記事タイトル

May 01, 2019

最近見た映画 ジャコメッティ最後の肖像

August 25, 2018

バンコク現代美術館(MOCA) 3

August 24, 2018

バンコク現代美術館(MOCA) 2

私は若い女性アーティストであるランプ―・カンサノウの作品に惹かれた。彼女はこの作品でタイ民衆のほとばしるエネルギーを愛情をこめて描いている。

August 23, 2018

バンコク現代美術館(MOCA) 1

June 28, 2018

最近読んだ本 独楽ー熊谷守一の世界

June 18, 2018

最近読んだ本 「１０年後の仕事図鑑」

May 29, 2018

最近読んだ本 吉村昭の歴史小説

October 19, 2017

最近読んだ本 立花隆「 ぼくの血となり肉となった五〇〇冊 そして血にも肉にもならなかった一〇〇冊 」

October 05, 2017

最近読んだ本 半藤一利「ノモンハンの夏」

July 23, 2017

最近読んだ本 逆説の日本史20,21,22

April 09, 2017

南仏個人旅行 (1/27---2/5) 61 Antibes Musee Picasso 2

April 07, 2017

南仏個人旅行 (1/27---2/5) 59 Antibes Nicolas_de_Stael 2

April 01, 2017

南仏個人旅行 (1/27---2/5) 52 Le Cannet ボナール美術館3

"The work of art : time standing still"

March 17, 2017

南仏個人旅行 (1/27---2/5) 35 Nice マチス美術館

February 24, 2017

南仏個人旅行 (1/27---2/5) 17 マーグ財団美術館 4

February 23, 2017

南仏個人旅行 (1/27---2/5) 16 マーグ財団美術館 3

February 22, 2017

南仏個人旅行 (1/27---2/5) 15 マーグ財団美術館 2

February 13, 2017

久しぶりの東京 西洋美術館 スケーエン：デンマークの芸術家村

February 11, 2017

南仏個人旅行 (1/27---2/5) 5 CUECO Aix en Provence2

January 12, 2017

最近読んだ本 「マザッチオ」佐々木英也

Basilica di Santa Maria del Carmine (Firenze)

の中のブランカッチ礼拝堂Cappella Brancacciにある。

December 26, 2016

シンガポール個人旅行 27 ナショナルギャラリー・シンガポール 2

August 23, 2016

最近読んだ本 新・堕落論

July 31, 2016

九州の旅 42 福岡県立美術館

犬も歩けば棒に当たる　by 山口勇三郎

最近読んだ本　佐藤優の本

最近観たビデオ　セバスチャン・サルガド地球へのラブレター

最近読んだ本　ツタンカーメン黄金の秘宝

最近見た映画　ジャコメッティ最後の肖像

バンコク現代美術館(MOCA)　3

バンコク現代美術館(MOCA)　2

私は若い女性アーティストであるランプ―・カンサノウの作品に惹かれた。

彼女はこの作品で
タイ民衆のほとばしるエネルギーを愛情をこめて描いている。

バンコク現代美術館(MOCA)　1

最近読んだ本　独楽ー熊谷守一の世界

最近読んだ本　「１０年後の仕事図鑑」

最近読んだ本　吉村昭の歴史小説

最近読んだ本　立花隆「ぼくの血となり肉となった五〇〇冊　そして血にも肉にもならなかった一〇〇冊」

最近読んだ本　半藤一利「ノモンハンの夏」

最近読んだ本　逆説の日本史20,21,22

南仏個人旅行 (1/27---2/5) 61 Antibes　Musee Picasso 2

南仏個人旅行 (1/27---2/5) 59 Antibes　Nicolas_de_Stael 2

南仏個人旅行 (1/27---2/5) 35 Nice　マチス美術館

南仏個人旅行 (1/27---2/5) 17 マーグ財団美術館　4

南仏個人旅行 (1/27---2/5) 16 マーグ財団美術館　3

南仏個人旅行 (1/27---2/5) 15 マーグ財団美術館　2

久しぶりの東京　西洋美術館　スケーエン：デンマークの芸術家村

南仏個人旅行 (1/27---2/5)　5　CUECO　Aix en Provence2

最近読んだ本　「マザッチオ」佐々木英也

シンガポール個人旅行　27 　ナショナルギャラリー・シンガポール 2

最近読んだ本　新・堕落論

九州の旅　42　福岡県立美術館